早く読めるようになる人

講座を受けていただく中で、
早く読めるようになっていく人がいる。

皆さんたくさんの時間を使って学んで頂いているので
できれば早く自由な言葉が出るようにとは思うものの
個人差はあるものだと感じる。

その中でも、早く読めるようになる人の特徴としては
・占星術の世界観を楽しめる人
・普段の生活に落とし込める人
というのはあるのではないかと感じる。

「占星術の世界観を楽しめる人」というのは
占星術の読み方だけではなく、歴史や天文的なものも含めた
占星術に関わるものごとを丸ごと知ろうと出来る人だ。

どうしてもホロスコープを読むというときに
読み方や読むための知識を知ろうとそこばかり注目してしまうことがある。

読み方や読むための言葉はもちろん必要なのだけど
そればかりを頭に入れていると
自由な発想につながらないように思う。

なぜこの星座にこの言葉が当てられているのか。
昔の人の感じ方はどんなものだったのか。
歴史の中での占星術の立ち位置はどのように変わっていっているのか。
キリスト教との関わりと占星術 などなど

直接的に読み方とはつながらなくても知っておくことは大量にあるし、
そこが実は面白みにつながるだろうと思う。

読み方だけを必死に覚えるよりも、
いざ鑑定の際にも自分の言葉につながるだろうと思うし
様々な要素を面白がって世界を広げている人の方が
読めるようになるスピードも実は早いと感じる。

「普段の生活に落とし込める」ことはとても大事。

得た知識を実際にどのように生活に反映出来るかによって
使う頻度が格段に変わる。

占星術の言葉に馴染んでくると、
人を見ても、人と会って仕草をみても、話し方を聞いても
いろいろなことが占星術と結びつく。

言葉のかけ方、メモの取り方、これまでの経験を聞く、
何を大切にしているのか、どんな対象に興味を持つのか、
今はその人にとってどんなタイミングなのか

生活のほぼ全てに占星術のイメージが使える。

単純に知識を頭に入れるだけではなく、
生活の中に落とし込む量が増えている人ほど
読めるようになるスピードは早くなるように思う。

曼荼羅

ホロスコープは曼荼羅だと思っている。

出生のホロスコープは止まって見えるが、
相談者からの相談の内容によって活性化する場所が変わる。

また読み手の意識の向く場所によっても
その見え方は変わる。

当然、今動いている天体との関連もある。

ホロスコープの惑星は常に動き、蠢き、
お互いに干渉しあってそこにある。

それを読み解くのが面白さだと思う。